完全復元伊能図全国巡回フロア展

画像今月の11日(土)、12日(日)に江東区の深川スポーツセンターで開催される完全復元伊能図全国巡回フロア展を見学してきました。

江戸時代に伊能忠敬が日本全国を歩いて測量し、18年の歳月をかけて完成させた「大日本沿海輿地(よち)全図」を完全復元した展示会です。1枚が畳1枚ほどの大きさの地図214枚を体育館の中に敷き詰め日本全体を再現し、その地図の上を歩いて鑑賞できるというちょっと変わった展示方法でした。
地図に書かれた地名を頼りに、海岸線や街道に沿って地図の上を歩いているだけで、気分は日本中を旅行している感じです。

伊能図には、実測図で縮尺が1/36,000の大図、大図を縮小して作成された縮尺1/216,000の中図と1/432,000の小図の3種類があり、すべて展示されています。大図の場合、北海道を正しい位置に置くと60m平方のスペースが必要になって、体育館には納まらないので、よく見る日本地図のように能登半島の左上に北海道の地図は置かれていましたが、それでも東西50m弱×南北45mのスペースを使っていました。
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大図を鑑賞する時、多くの人は自分の住んでいる場所、出身地、よく知っている場所、旅行で行った場所などを探すせいか、いつも江戸の周辺には人が集まっています。
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富士山のような山は風景画のように描かれていますが、山頂の位置は実際の山頂の位置に描かれ、地図としての正確さも維持しています。
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大図の1/36,000という縮尺は結構大きく、日本一大きい湖の琵琶湖の全体を写真に収めるのに苦労するくらいでした。
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また伊能図の鑑賞では測量した当時、いまから約200年前の日本の地形が分かることのも楽しみの一つです。たとえば鹿児島県の桜島は、大正3年の噴火で大隈半島と陸続きになりましたが、伊能忠敬が測量した時は完全な島だったことが分かります。
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完全復元伊能図全国巡回フロア展では大図、中図、小図の伊能図の他にも当時の測量方法の解説した展示パネルの技術の解説や、伊能忠敬の生い立ちを紹介するビデオ放映もあり、結局丸1日過ごしてしまい、展示会が終了し、拭き掃除が始まるまで見学してしまいました。
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追記
次回は横浜開国博Y150の横濱地図博覧会2009(6月2日~5日、大さん橋ホール)で完全復元伊能図全国巡回フロア展が開催されるそうです。
その後は、10月上旬に松江、11月に宇都宮での開催が予定されているそうです。

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